艸田正樹
多々ある吹きガラスの技法の中で、艸田は一貫して「ピンブロウ」技法を用いる。なぜかといえば、それだけで器を作ることが可能な技法であるから。しばしば採用される、息を吹き込むなどの意思を介在させない。道具などでガラス表面を触ることもしない。色や気泡などで模様をつけたりもしない。鉄竿で巻き取ったガラスを回す時の遠心力と重力、それに手を貸す僅かな作家の繰り返される動作。それらが重なる瞬間の僅かな表情。その僅かに旋律が聞こえてくるような透明感は美しい。
プロフィール
岐阜県羽島生まれ
1991年 名古屋大学工学部土木学科 卒業
在学中に劇団「バッカスの水族館」を旗揚げし、主催、脚本、演出、舞台美術、役者などを担当。
1993年 名古屋大学大学院工学研究科前期修了
1993年~97年 三菱グループのシンクタンクである総合研究所勤務
環境と地域発展との共生に関するビジョン策定や施策づくりに関わる。
1998年 街づくりから、ものづくりに現場を移し、自分自身で完結できる世界観の探求に身を移す。
受賞歴
2000年 工芸都市高岡クラフトコンペ2000 銀賞「あたたかい雨」
2001年 工芸都市高岡クラフトコンペ2001奨励賞「湖でゆれてみた」
フィルター:
3 件の商品
ミシェル・ブラスが関の職人とKAIの工場メンバーとの出会いについて語る。
Stay up to date on the latest product releases, special offers & news by signing up for our newsletter.
Read our privacy policy.