Michel BRAS Côté Japon
コティディアン No.1
HS Code: 8211.92
気軽な日々の調理
初めての「Michel BRAS」にぴったりの果物ナイフ。野菜の下ごしらえにも最適。
いつも完璧で美しい道具を使って調理をしたいわけでもありません。気軽に気の向くまま食材と接したい時だってあります。そんな使い方にマッチする包丁も欲しいね。そんな会話が発端で開発が始まったこのシリーズです。BRASブランドとしてのクオリティと美しさを保ちながら、カジュアルさの中に見出す、普段使いとしての理想的バランスがここにあります。繊細に流れるフォルム、チタンコーティング、手作業で作られるハンドルと全体の一体化などの製造技術レベルは、他のブラス製品と何も変わりません。
サイズ詳細:
- 全長:180mm
- 刃渡り:78mm
- 幅:21mm
重量:約57g
素材:
- 刃:ハイカーボンMV ステンレス刃物鋼
- 鋲:ステンレススチール
- 柄 : 積 層 強 化 木
- 刃 体 表 面 : チ タ ン コ ー テ ィン グ
原産国:日本
品番: BK-0025
きっかけは、20年来の友人家族とその友人にそのまた友人、総勢10名ほどの大所帯で始まったBBQ大会でした。
「みんなビールでも飲んでゆっくりしてよ」。そう言うと友人は、スーパーで買い出した食材を前に、やおら巻かれた帆布をほどき、収められた数本のマイ包丁を取り出したのです。まぁ、BBQなので簡単な下拵え程度と言えばそうなのですが、その包丁で、見た目鮮やかなコブサラダ、ニンニクたっぷりのアヒージョやバーニャ・カウダなど、さらに数品の小粋な料理をササっと仕上げて見せたのでした。その鮮やかな包丁さばきに、女性陣からは賞賛の嵐。知らぬ間に友人は、流行の「料理男子」もとい「料理オヤジ」となっていたのです。
負けてはいられません。いや、別に勝つ必要もないのですが、一人暮らしをしていた頃は、自分もそこそこ料理をしておりました。ペペロンチーノやハンバーグなんかはお手のもの。ただ結婚してからは、料理は一切連れ合いにお任せの、アンチSDGsな男に...。そこで反省の意を込めて、まずはマイ包丁を手に入れようと思い立ったのです。
カタログ世代とかマニュアル世代などと揶揄された、なんでもまずはカタチから入る世代です。道具の蘊蓄とストーリー性に弱いタイプ。物の本によれば、究極は鋼のみで作る「本焼き・片刃物の和包丁」なんて書いてある。件の友人に相談すると「お前はバカか? そんなのは若葉マークがいきなりF1カーを買うようなもの」と諭され、まずは手入れの簡単なステンレス、両刃の洋包丁がおすすめ、中でもペティナイフと牛刀があればなんとかなると教えられた次第。
ただ、くれぐれもカタチから入る世代。道具は美しくあるべきが信条。そこであれこれ探しあぐねていた頃、出会ったのが、あのミッシェル・ブラスの名を冠したこのシリーズ。ミッシェル・ブラスといえば、21世紀のフランス料理界を代表する巨匠。まぁ、彼の料理をいただいたことはまだないのですが、ちょうどミシュランで三つ星を獲得し続けてきたブラス氏が、星を返上した記事がネットを騒がせていた頃です。
包丁の柄のマットな仕上がりに、黒い刃のかっこよさ。なによりミッシェル・ブラスのロゴがオシャレ。テーブルに並べて絵になる、そのスタイリッシュさに一目惚れしたのでした。ただ、看板ラインの7本セットは流石にビビって気持ちと財布が追いつかず、デュフュージョン・ラインの「Quotidien」を、件の友人の薦めに従い、なかでもペティな「No.1」と牛刀サイズの「No.3」の2本を選択。
使ってみての感想は、さすが日本が誇るカイブランドの逸品、握った時に手に吸い付くような感覚にバランスの良さを実感。例えば熟れたトマトにスッと入る、切れ味の良さはさすが。大抵の料理はこの2本と、同じくブラス・ブランドのスライサーで賄えてます。とくに「No.1」は、自分にとってヘビロテの1刀。ずっと使い続けていきたいので、家族には使わせないようにしております。そろそろ研ぎ棒を手に入れようと思案中であります。
台所道具、特に刃物は国産の品を選んで使ってきました。
三ツ星シェフとしてつとに有名なブラスさん監修のシリーズと言うことで、プロ向きかなと思っていたところ、「日常版」の存在を知り、まずはペティナイフ(果物ナイフ)を購入。
美しい姿、切れ味はもとより、丸みを帯びたハンドルの独特の形状と絶妙な重量が、手のひらに吸い付くようで、なんとも扱いやすい。今まで使って来た何本かのペティナイフは、すっかり出番がなくなりました。
家庭料理の範囲であれば、野菜類を中心にほとんどの作業がかない、期待以上の1本となっています。水切れもよく、特別な手入れなしで清潔を保てている点でも◎。
次は刃先の長いナイフを狙っています。