岐阜県関市: 刀鍛冶の里

Michel BRAS ブランドの manufacturer KAI Group は、1908 年に岐阜県関市で創業した。 関は日本刀製造 700 年の歴史を誇る刃物の町。昔から町中研いで来たし、今でも研いでい る。関のある美濃地方は、1300 年の歴史を持つ美濃和紙、陶磁器などの産地でもある。和 紙は日本三大産地、陶器は日本最大の産地である。現代に継承される工芸の歴史文化が豊か な日本でも屈指の集中度を誇る region だ。

そんな region だからだろう、1603 年に国が統一され 265 年間の平和な時代を享受しても、 そして近代国家になり侍階級というものが無くなっても、この町では町ぐるみでその技術 を絶やすことをしなかった。知恵を絞って研ぎ続けて来たのである。 もちろん今では町の産業プロポーションとしては、刀以外の刃物製造の方がずっと大きい。 しかし、刀匠とそれを支える多くの職人とその技術、それらを磨き続ける鍛錬の日常は、間 違いなくこの町の空気を形作っている。

Michel と弟のアンドレにとっての今回の関訪問は、その空気に触れ、感じ、そしてふっと 吸ってみる機会となった。それによって見えたものに記憶を辿り、そして明日を思った。 Michel の感動した様子をぜひ見てください。